

目次 もっと見る
- うどん人気が急上昇中!?次なるブームの主役に?
- そもそもうどんとは?
- うどんの種類にはどんなものがある?
- ご当地うどんはそれぞれどんな特色がある?
- どのうどんを売りにする?コンセプトを決めるコツとは?
- 新メニューを定番化するには?
- まとめ
うどんは大人から子供まで人気があり、つゆやトッピングを変えれば様々な味を楽しむことが可能な麺類です。夕食はもちろん、手軽な昼食にもぴったりなのでうどん屋さんを頻繁に利用している方も多いのではないでしょうか?
日本の麺料理においてはそばと比較されることも多いですが、10代から60代を対象とした全国調査(※)では、「うどん派」が55%、「そば派」が43%と、うどんがそばを上回る支持を得ています。この傾向は、年代や性別による多少の偏りはあるものの、全体として共通しています。
お酒のシメとしても需要があり、専門店でなくともうどんを取り扱う飲食店が増えてきています。
そこで今回は、うどんをメニューに加えたいと考えている飲食店関係者やオーナー様に向けて、うどんに関するトレンド、うどんの種類や地域ごとの特色について紹介していきたいと思います。
※出典:ズバリ聞きました!「そば派」「うどん派」どっち派?| LINEリサーチ
https://lineresearch-platform.blog.jp/archives/44740905.html
うどん人気が急上昇中!?次なるブームの主役に?
はい、近年のうどん市場は外食産業で特に急成長しており、注目の業態となっています。
令和 4 年・5 年外食産業市場規模推計(※)によると、「飲食店」の市場規模は、前年比較で18.6%増加し、14 兆 1313 億円となっており、内訳をみると、伸長率1位のファミリーレストランや一般食堂、専門料理店等を含む「食堂・レストラン」(対前年 19.4%増)についで、 立ち食いそば・うどん店を含む「そば・うどん店」(同 25.4%増)が伸長しており、外食業界内でも注目の業態となっています。
※出典:令和 4 年・5 年(各年 1 月~12 月)外食産業市場規模推計について | 一般社団法人 日本フードサービス協会/公益財団法人 食の安全・安心財団
https://www.jfnet.or.jp/files/2024-1-1.pdf
本格化するうどん戦線、大手チェーン参入で市場が動く?
大手チェーンの参入により、うどん市場は新たな動きを見せています。
福岡・北九州市に約80店舗を展開する人気ローカルチェーン「資さんうどん」を、外食大手のすかいらーくグループが2024年3月14日に買収すると発表しました。地域で親しまれてきたうどん店に大手資本が関わる事例は、特筆すべき動向と言えるでしょう。
今後、うどんは外食産業においてさらに存在感を増していくでしょう。今回の買収で、大手チェーンの経営ノウハウと資金が加わり、うどん業界は新たな局面を迎えるため、ますます目が離せない存在となりそうです。
そもそもうどんとは?

さて、ここからは、うどんの基本的な知識を詳しくご紹介していきましょう。
うどんは小麦粉を練って麺状にしたものの総称で、形状についてはある程度の幅や太さがあれば良く、明確に定義されているわけではありません。元々米があまり取れない時の代用として食べられていたうどんは、古来より日本全国で親しまれていた食品です。古くは奈良時代にうどんの語源となる小麦を練って丸めた「混沌」が中国より伝来したとされており、代用食としてだけではなく、お祝い事があった時にも振舞われる慣習がありました。
うどんは老若男女問わず人気の食品なので、現代でも大勢で集まる祝い事の際に振舞われることも多いですよね。
うどんの種類にはどんなものがある?

うどんは淡泊で飽きのこない味なので、色々な食べ方を楽しむことができますよね。皆さん馴染みのあるものも多いと思いますが、代表的な食べ方をご紹介していきます。
かけどん
かけうどんは、うどんを丼に入れ、熱々のつゆを注ぎ入れる食べ方です。つゆは飲むことを前提でつくられているので少々薄め。ねぎや生姜といった薬味や、てんかすをのせて味の変化を楽しむことができます。また、この他に天ぷらをのせて食べる場合もあります。あたたかいつゆに浸ったうどんは時間が経つとのびてしまうので、どちらかというと時間のない時にさっと食べて立ち上がるメニューです。
ざるうどん
茹でたうどんを冷水で締め、器やザルに盛り付けたうどんです。別途用意されたつゆに麺をつけながら食べていくので、つゆの濃度は濃い目のことが多いです。こちらも薬味が用意されていることが多いですが、最初はうどんとつゆのみで食べるのがおすすめ。つゆを全体につけずに食べると、最初に口に入るのがつゆのついていない部分なので、うどん本来の味を存分に楽しむことができます。
ぶっかけうどん
ぶっかけうどんは冷たいうどんの一種で、器によく冷やしたうどんとつゆ、大根おろしやねぎ等の具材が盛り付けられているものです。つゆとうどんを混ぜながら食べ進めると、口に入る味が均一になります。具材はお店によって様々で、卵やかつおぶしをかけるところも多いです。
きつねうどん
きつねうどんは甘く煮た油揚げを、あたたかいうどんのつゆに浮かべる食べ方。大きな油揚げが1枚ドンとのっかっている場合が多いですが、食べやすいように細かくしてから提供するお店もあります
肉うどん
肉うどんはその名の通り、肉をたっぷりとのせたうどんです。豚肉を使っているところが多く、たいていはあたたかいうどんとしてお出ししますが、夏向きの冷やし肉うどんというものもあります。ボリュームがあるので、男性から人気があります。
力うどん
力うどんはあたたかいうどんに焼き餅をのせたものです。そこにねぎやほうれん草、カマボコをのせることが多く、非常に食べ応えがありお腹にたまりやすい一品です。
カレーうどん
カレーうどんはカレー味のあたたかいつゆでいただくうどんです。ご家庭では残り物のカレーをつゆで伸ばし、うどんと一緒に煮込むことが多いかと思います。一方飲食店では通常のつゆにカレールゥを溶かしてまずつゆをつくり、かけうどんの要領で仕上げることもあります。前者はカレーつゆがよくしみた麺を味わえ、後者はうどんのコシや歯ごたえを損なわないまま提供できるというメリットがあります。
ご当地うどんはそれぞれどんな特色がある?

地域によってさまざまな種類のうどんが存在します。
讃岐うどん
ご存知香川の讃岐うどんは、全国的にも有名で様々な媒体で取り扱われています。ツルツルとした喉越しとコシの強い麺が特徴で、かけうどんやぶっかけうどんにして食べることが多いですが、統一された決まりはありません。
稲庭うどん
稲庭うどんは秋田県の特産品で、細めの平べったい形状が特徴。製法もうどんよりそうめんに近く、一般的なうどんのイメージからは少し離れているものの、滑らかな食感でつるりと食べられると全国的な人気を誇っています。
水沢うどん
水沢うどんは群馬県渋川市伊香保町の名物うどんです。「水澤寺」の参拝者が、旅の途中に食べれるようにと提供をはじめたとか。麺は細めでコシと弾力があり、つるつるとした白い麺が特徴です。ざるうどんが多く、つけ汁はしょうゆだれやゴマだれなど店舗によって異なります。
豪雪うどん
豪雪うどんは北海道倶知安町の特産品であるジャガイモのでんぷんを元につくられたうどんです。小麦粉のうどんとはまた違った風味と食感を楽しむことができます。
じゃじゃめん
じゃじゃめんは岩手県盛岡のご当地麺。平打ちの麺に肉味噌やキュウリ、長ネギといった具材をのせ、全体をかき混ぜて食べるのが特徴です。卓上には多種多様な調味料が揃えられ、お客様が好みの味を楽しめるようになっています。
氷見うどん
氷見うどんは富山県氷見市の郷土料理です。コシの強い細めの麺が特徴的で、あたたかくしても冷たくしても、ツルツルとした喉越しを楽しむことができます。
伊勢うどん
伊勢うどんは三重県で愛されているご当地麺。柔らかくなるまで煮た極太麺を、たまり醤油に出汁を加えた濃厚なつゆに絡ませていただきます。
どのうどんを売りにする?コンセプトを決めるコツとは?

うどんをお店の看板メニューにしたいと思った時、まず考えるべきはメインターゲットや既存の客層です。たとえば女性客がメインの店で肉うどんや力うどんなどスタミナがつきそうなメニューばかり揃えても、あまり売上は期待できません。
また、うどんをメインとして扱うのか、お酒のシメとして扱うのかによっても変わってきます。たとえば稲庭うどんはするすると食べられるので、お酒のシメにもぴったり。逆にカレーうどんはシメとしては重いと取られる場合も多いと思います。
このように、まずはお店のターゲットや、うどんをどのように扱うかといったところを明確にするところからはじめてみましょう。
新メニューを定番化するには?
新しいうどんメニューを店の顔として定着させるには、感覚に頼らずデータに基づいた判断が大切です。たとえばPOSデータを使うと新しいメニューが「どんな時間帯」に「どういった客層」に「どれくらい」注文されているかなど分析できます。
分析によって好評だと分かれば、季節ごとにアレンジしたうどんメニューを追加開発したり、逆に売れ行きが悪い場合は入れ替えを再検討したりと、スピーディーなメニュー改善が可能です。
クラウドPOSレジの「ユビレジ」なら、基本的なレジ機能に加え、店舗管理や売上・利益分析機能も充実しています。「カンタンがいちばん」をコンセプトに開発されているため、直感的に操作でき、導入したその日からスムーズに利用可能です。会計データはリアルタイムでクラウド保存されるため、インターネット環境があればどこからでも状況を確認できます。

お客様は「あの店はいつもメニューが変わってて楽しい」「食べたいものがたくさんあるからまた来たい」と感じ、それが集客力アップへと直結します。お客様の「また来たい」を呼び込むサイクルこそ、新メニューを定番へと押し上げる秘訣です。ぜひクラウドPOSシステムの導入も検討してみてください。
まとめ

いかがでしょうか?
うどんには様々な種類や食べ方があり、地域の特色が出やすい食品でもあります。うどんそのものはシンプルな味付けにしてお客様にお好みのトッピングを選んでもらうもよし、ご当地麺やオリジナル麺として独自の味をお楽しみいただくのもよしと、実に幅広く展開していけそうなメニューです。
うどんは老若男女問わず人気がありますので、客層を広げるチャンスにもなります。ぜひお店のメニューに取り入れて、売上アップを狙って行きましょう。
うどんはなぜ人気なのか?
うどんは、大人から子供まで幅広い世代に愛される麺類です。その人気の秘密は、つゆやトッピングを変えることで様々な味を楽しめる多様性にあります。夕食のメインとしてはもちろん、手軽に済ませたい昼食にもぴったりな万能さが、多くの人に選ばれる理由でしょう。
うどんの種類はどんなものがある?
代表的なものには、温かいつゆでいただくかけうどん、冷水で締めてつけ汁で味わうざるうどん、具材と冷たいつゆをかけたぶっかけうどんがあります。このほかにも、甘い油揚げが特徴のきつねうどん、たっぷりの肉をのせた肉うどん、お餅が入った力うどん、そして家庭でもおなじみのカレーうどんなど、その他にも地域ごとの特色あるうどんなど、非常に多岐にわたります。
うどんを看板メニューにするためにやるべきこととは?
うどんを看板メニューにするには、まずターゲット層と提供方法を明確にすることが重要です。たとえば、女性客が多い店なら肉うどんよりも軽めのものが好まれるでしょう。また、お酒の〆に提供するなら稲庭うどん、しっかりとした食事として提供するならカレーうどん、というように、お店のコンセプトに合わせた選択が成功の鍵となります。